あれもこれも、色々出来ていない( ; ; )
なぜこんなに頑張っているのに、上手く行かないのだろう…
そう感じて苦しい気持ちになっていませんか?
実はそれ『思考の癖』によるものかも知れません!
方法だけを知りたい方は『完璧主義をゆるめる』まで飛ばして下さいね↓↓
もくじ
『思考の癖』に気付こう
皆さんはご自身の性格って、把握出来ていますか?
他人のことは「この人ってこんな感じの人だな〜」とか、良いところも悪いところも含めて良くわかるのに、自分のこととなると途端によく分からなくなったりということはありませんか?
以前、お片付けセミナーを受講させて頂く機会がありました。
そこで自分の性格、思考の癖ついて気付かされたことがあり、今まで感じていた生きづらさの原因はこれだったのか!と…
それに気付き、思考の癖をゆるめていったことで日々の生活や人付き合いが劇的に楽になったので、それについてお話していきたいと思います。
完璧主義とは
『完璧主義』と聞くとしっかりしていて、なんでもキッチリと完璧にこなす人というイメージはありませんか?
もちろん部屋もいつもピシッと片付いているし、予定もしっかり把握していて、家事も育児も仕事もどれも完璧!
そんなイメージを持たれる方が多い様に思います。
ですが、実は『完璧主義』とはあくまでも主義であるということ。
『完璧な人』ではないというところがポイントです。
完璧主義の人の特徴
『完璧主義』の人はとても真面目で一生懸命な人が多いです。
全てが完璧であることを良しとするので、反対に完璧でなければそれは全てバツとする傾向があります。
物事に白黒をはっきりとつける傾向にあり、グレーな曖昧さを嫌います。
全てを完璧にこなすべく、物事にしっかりと取り組み、努力を惜しみません。
完璧主義によるメリット
▪️成果を出しやすい
100点を求めて努力するため、質の高い成果をコンスタントに出せるのが完璧主義者の特徴です。理想が高く、向上心もあるので最後まで一切手を抜きません。
▪️細かな作業が得意
完璧を求めるので、失敗がないように細心の注意を払いながら作業を進めます。細かい作業を丁寧に行うことを得意とします。そのため、ミスが許されない緊張感のある仕事にも向いています。
▪️周囲からの信頼を得やすい
責任感が強く、最後まで妥協しないという完璧主義の特徴は、安心して物事を任せられるため、信頼を得やすくなります。その結果、責任者やリーダーに抜擢される機会が自然と増えていきます。
完璧主義のデメリット
▪️動き出しが遅い
完璧主義の人は、「完璧に仕上げられる!できる!」と自分を納得させられない限り行動に移すことができず、物事を先延ばしにしやすい傾向があります。
▪️他者に頼ることが苦手
完璧主義の人は他者に頼ることが苦手です。全て自分で責任を持ってやらなければならないという考え方に加え、人に任せるより自分がやったほうが精度が高いと考える傾向があるためです。そのため、人に協力を求めたほうがうまくいく場合でも自分一人で進めようとするため、作業の質とスピードに影響が出てしまいます。
▪️自分にも、他人にも完璧を求める
自分に厳しいだけならまだ良いのですが、完璧を求めるあまり、つい他人にも厳しくなってしまう傾向があります。他人も自分と同じように完璧を目指すのが当然という考え方のもと、他人のミスや欠点にも寛容になれずストレスを溜め込むことがあります。
▪️細かい点を気にしすぎる
完璧主義の人は、ミスがないかを常に注意をしています。そのため、時として本質から外れたところにばかり目が向いてしまい、全体を俯瞰して捉えるという視点を忘れてしまうことがあります。本来の目的や求められている成果をしっかりと見据えて、大局を見失わないようにしないと結果がでません。
▪️優先順位をつけて行動することが苦手
物事を効率よくこなす上では優先順位を付けて行っていく必要があります。ですが、完璧主義の人はその順位付けが苦手です。すべての物事を完璧に仕上げたいという思いから、自分で持っているすべての課題が気になってしまうことが原因です。それほど重点を置かなくていいことにまで力を入れすぎ、余計な時間をかけてしまって、心身ともに疲れてしまいます。
▪️ゼロイチ思考に陥りやすい
完璧を目指すため、「完璧でなければ失敗」と、結果を両極端でしかとらえられないゼロイチ思考に陥りがちです。
▪️途中で諦めてしまうことがある
完璧を目指しても、すべて自分の準備や予定通りに進むわけではありません。しかし、完璧主義者は、自分の思った通りに物事が進まないことがあると、それだけで続ける気力をなくしてしまう傾向があります。臨機応変に対応することが苦手です。
完璧主義をゆるめる【セルフコンパッション】
『完璧主義』には、以上のようなメリット、デメリットがあります。
デメリットの傾向が強く出てしまった場合に、なんだか上手く行かない…頑張っているのに報われない。やる気が続かない…などの生きづらさを感じるのです。
メリットはそのままに、思考の癖を意識して緩めていってあげましょう。
その方法は…
まずは、『完璧でなければいけない』という思い込みを手放すこと。
生きづらさを感じている状態の時は、まるで強迫観念のように『完璧でなければいけない』と思い込んでしまっています。
完璧主義の人は自分にとても厳しいので、自分が頑張ったことに対しても『よくやったな、私』という言葉をかけてあげません。
自分のことは自分が一番よくわかっているので、完璧な状態に辿りつけていない自分に優しい言葉や労いの言葉をかけることがないのです。
反対に出来ていないことばかりに目を向けてしまって、『ここが出来ていない。あれがダメだった。』などと自分を傷つけるような言葉がけばかりしてしまいます。
そこでぜひ、実践して欲しいのがセルフコンパッションという方法。
簡単に言うと、
自分で自分の行動を客観的に見て、優しい言葉を自分自身にかけてあげること。労ったり、励ましたりを自分自身にしてあげること。
アニメなどでよく見る、自分の心の中で闘う天使と悪魔の天使のほうを思い浮かべてみてください。
意識して『完璧じゃなくてもいいんだよ。毎日よく頑張っているね。』と、自分に優しい言葉をかけてあげましょう。
そして、
頑張れていない時があってもいい。ダラダラしたっていい。人間だもの、そんな日もある。
と、完璧ではない自分のことも認めてあげられるようにすること。
そこを意識するだけで、劇的に生きやすくなりました。
ただ注意点も1つ。
セルフコンパッションは、ただのポジティブシンキングで乗り越えよう!という方法ではなく、あくまで労ったり励ましたりするということ。
反省すべき点があれば、『次はこうやったら上手くいくかもね?』と自分に助言もしてあげましょう。甘やかすのではなく、励ます。
ついつい頑張り過ぎてしまう方も、ぜひ今日から、肩の力を抜いて自分に優しくしてあげてみてください。